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エンジニアを職業として3年が経ちました
茨城のど田舎から東京にやってきた8年前の自分には全く想像できていなかったでしょう
文系大学生のキラキラ・イケイケライフを過ごすことはできなかったですが、それと引き換え?にこのスキルを身につけるキッカケを得ることができたので良しとしましょう
しかし、よくそのキッカケの火を消すことなく立派に職業エンジニアになったものだと関心します我ながら
普段から飽きっぽいし、正直そこまで強い火でもなかった気がするので
では、何のおかげで運良く転んでくれたのかなーと少し考えてみました
これからプログラミング始めるぜ、いえいいえい!ていう人の燃料になることができたら嬉しいです
1. 明確なゴール・作りたいもの

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プログラミングを学びたい!ていう人に最初に訊くのが「何故ですか?・何か作りたいものがあるんですか?」という質問
そして、たいてい「手に職つけようと思って」や「将来的に何か作れるようになりたいから」と返答されます
結構結構、僕もそんな感じでした
が、この動機の人は割りと高確率で挫折している気がします
他の要素がうまく噛み合った結果、自分はプログラマーになってますが
『明確なゴール・作りたいもの』を持っている人は上達速度、そうでない人と全く違います
どんな技術やどんな言語を勉強すればよいか、がまがいなりにも想定できるからです
なんとなくで闇雲に技術書を読んだところでほぼ多くの人は飽きます、つまらないです、僕は技術書が嫌いです(愛読書として読んでる人もたくさんいます)
もちろん、明確なゴールなどなくても習得する人はいますが、そこは時間をどの程度しっかりかけることができるかの差な気がします
「あ、できるようになってきた」と思う前に辞めてしまう人が多いです
逆に言うとこの段階まで行けばあとは割りとトントン拍子です
「あ、できるようになってきた」を掴むためにも簡単でもいいので明確なゴールを設定することが重要な気がします。自分は勉強が嫌いなので人参をぶら下げてくれないと走れません
2. プログラマーの知り合い・師匠的な人

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何故、プログラミングの勉強で挫折してしまうのか
それは『飽きてしまう』か『どうしても解決できない問題に直面する』かです
『飽きてしまう』という書き方は少しトゲがありますね。プログラミングの勉強に時間を割かなくなった、そこまで強い気持ちではなかった、根性なしだった、トゲが増していく気がするのでこのへんで
それでは、『どうしても解決できない問題に直面する』の場合はどうでしょうか
ゴールに向かって余所見なんてしてる暇なんかないぜ!一気に突っ走ったる!というテンションの際に通行止め。絶望的な気持ちになりますよね
最初はいいですよ、テンションでなんとか乗り切ろうと頑張ります
同じことを繰り返しまくって、同じエラーを何度も見ます
1から作り直してやってみます、また同じところでつまります
これにかかるとまず「平常心」が奪われ、 冷静な「判断力」を失くす。そして「自信」を失い、最後に攻撃意欲も消え失せる
まさに山王工業のゾーンプレス状態です
では、この状況を打破すべく指示を出したのは?そう、安西先生です
何が言いたいかというと、モチベーションだけではどうにもならないことが起こり得るということです、スラムダンクの下りはただ言いたかっただけです
まぁ今のご時世、Qiitaなんかもありますのでなんなく乗り切れるかもしれませんが、プログラミングをしっかり習得して業務経験もある人と出会う努力をして損は絶対しないと思います
先着3名くらいなら自分が答えるので連絡ください。難しいやつは分からないので勘弁してください
3. 時間

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これ言ったら終わりだろって思う人もいるかもしれませんが、時間です
時間はなんでも解決してくれます。どんな効率悪い勉強方でも果てしない時間をかければいつかは習得できます
プログラミングを始めようと思った際に自分が持っていた圧倒的アドバンテージが時間でした
けいおん!や化物語を3周してもまだ時間があるわ、どないしよ〜てくらい時間がありました
社会人になるとこれが圧倒的に減ります。
学生の方でこの記事読んでいる人の中には「いや、お前が暇なだけだろ、俺は忙しいんじゃ」という意見もあると思います
まぁ確かに拘束時間でいったら学校の方が会社より長いパターンは稀にあるかもしれません。が、学校で会社勤め以上に心労を抱えることはほぼないのではと思っています
基本、自分は仕事が好きです。が、もちろん退社時は疲れてますし、その状態からよくわからん勉強しようってなったら絶対に嫌です
なので、社会人は断固たる決意が必要です。すみません、また言いたかっただけです
たまに1ヶ月くらい仕事休んで留学行く人とかいるじゃないですか?あんなノリでプログラミングを勉強してみるのはありかもしれません
逆に学生はチャンスです。時間を有効に使うという意味ではプログラミングに限ったことではないですが、「手に職つけたいから留学します!」よりは「手に職つけたいからプログラミングします!」のが手堅く稼げる気がします
いや、さすがに分かりますよ。留学したい人の「そういうことじゃないんだよな〜」という気持ち。単純に「手に職」的な部分に限った話です。留学カッチョイイもんね
4. インターン・バイト・受託

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これを入れるかは迷ったのですが、自分の中で習得を早めたことに変わりはないので追加しました。
1.にも書いた『明確なゴール』がない場合は特にこれは有効です
自分は学生時代6社くらいバイトしました
採用目的の短期インターンは4社でしょうか
今回は一旦
自分は学生時代6社くらいバイトしました
こちらに絞りたいと思います。就活は各々頑張ってください、ふぁいと
正直、もうあんまり覚えてないのですが経験談を書いていこうかなと
技術書を手に取り1, 2ヶ月。
開発環境も整え、写経してなんとなく書いてあることを再現はできる状態
が、プログラマーの知り合いもいない、作りたいもの(作れそうなもの)も特にない
そんな中、学生プログラマーのバイトがあることを知りました
いま、いわゆるIT業界にいるので普通に感じていますが、八王子のド文系の大学に過ごしていてそんなものが存在することすら知りませんでした
普通に居酒屋かなにかのバイトをしている身からすると時給ももらえて、勉強できてなんて最強じゃん!とすぐさまいくつかに応募
その中で一社面接して無事合格(悪い記憶はすぐ消すタイプなのであれですが、たぶん結構落ちました)
出社初日、面接でも訊かれた気がしましたが、再度自分の技術力を確認されそこから3日間くらいはvimでただただ写経しました。何かシステムを動かすためではなく、どこかのwebページの文章をただただ写経
vimはちょっと操作が特殊でエンジニアがだーい好きなエディタです
自分についてくれた社員さんはそれがだーいだーい好きだったみたいで、「vimができないやつはエンジニアじゃない!」とずっとやらされました
キレて帰ったんじゃないか?
いえいえ、喜んでやってました。なんせ時間がありますもん
座って勉強しながらお金もらえるって最高じゃん!よく分からん文章打ってるだけだけど
て思ってました。全てが勉強だとワイドな心を持ってました。現に今もvim使ってるし
そこから「掲示板を作れ!」とよくあるお題とともに本を渡されました
やっとプログラミングじゃ!と思ってから1ヶ月。終日勤務を週4くらいで出社しましたが、完成することはありませんでした
そして、あっけなくクビになりました
この件から当時の自分が得るべき教訓は
「プログラミングのプの字も自分はできない」ということ、自分の現在地を知りました
それを真摯に受け止め、性懲りもなくまたバイト募集に応募しました
結果、他5社ほど通いましたがめちゃめちゃ身になった!というバイトはありませんでした
お金を払って雇っているわけですから、仕事ができないとなればできる仕事を渡すか、クビにするかのいずれかなわけです。プログラマとして入ったのに、いつの間にかずっと名刺のスキャンをしていることもありました
なんだか全然いいことなくない?と思われるかもしれませんが強制的に勉強せざるおえない状況や精神状態にもっていくことができるので割りとオススメです
今、思うとバイト先の人々に多大な迷惑をかけていたなぁと申し訳無さとともに恥ずかしさまで覚えますが、学生なんで多めに見てもらいましょう。社会人だとこうはいきません
まとめ

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長々と書いてきましたが、誰もがこれに当てはまるとは全然思っていませんし、偏った意見・思想がふんだんに盛り込まれてるなと自負しております
が、本当に何もない状態から勉強を始めるとなるとこのくらいバタバタともがくものだし、もがいてよかったなと思います
普通の大学生よりも恐らくリテラシーが低い方から、否、かなり低い方から始まってるので同業の人は優しくしてください
そして、全然届く気がしないですが当時の自分と同じ境遇の人が見ていたら、とりあえず知り合いの知り合いにいるプログラマーを紹介してもらったり、バイト募集してみたりと行動して状況変えてみてください。うまくいってもいかなくてもかなり実りはあると思います