(http://www.tbs.co.jp/movie/cz2/)
ルーキーズのドラマ見てました?
何曜か忘れてしまったけど20:00か21:00という割りと早い時間帯だった気がします
不良が熱血教師の指導で感化されて真っ当な道で上を目指す
自分の周りではみんな観ていた印象があるのですがいかがだったでしょうか?
そして、あれが地上波の最後の不良ドラマだった気がします
(書いてから気付きましたが、「GTO」とかやってましたね、リメイクされて。まぁ自分の中で最後ってことにしてください)
本日、めでたく「クローズZERO」を観ました
持ち前の、被影響力が冷めないうちにパチパチ文字を打ち込んでいます
終わった後の印象は「かっけぇぇぇ!!!」
いや、寧ろ開始30分ごろから思っていましたが、黒木メイサの曲がBGMになっている部分以外は終始「かっけぇぇぇ!!!」と心踊らせていました
大した意味もないのに頂上(テッペンと読む)を目指している不良て憧れませんか?
今じゃ絶滅危惧種。若しくは、絶滅しているかもしれませんが憧れは潰えないものです
これって別に茨城出身だからではないと思うのです
もちろん、大学生活を八王子で過ごしたからでもない
こう考えると、そっち方面のサラブレットみたいになってますが、大した学生時代は過ごしてきませんでした
むしろ、大したことなかったから憧れているのだと思います
何故、人は不良に憧れているのか?
誰しもこの気持ちて少なからず持っているものですよね?
不良 ≒ かっけぇぇぇ!!!
少々手を変え品を変えてはいるかもしれませんが、この気持ちって未だなくなっていないと思うのですよね
ある種、非日常への憧れと言い換えてもいいかも知れません
喧嘩がしたいのか?んー、ちょっと違います
たまたまその前日「ファイトクラブ」を観たのですが(どんだけ暇やねんのツッコミはなしで)
鑑賞後、ここまでの高揚感に包まれることはなかったです
あれはアメリカの非日常であって、遥か離れすぎて自分事化できないのではないかと
自分が観たいのは大雨の中、大人数で喧嘩している自分
すぐ逆上して手を出す自分
だが、ルールや筋にはとても厳しい自分
余韻に絶賛浸っていましたが、正直この流れがいつまで続いていくのだろうかと疑問は持っています
不良という存在がいなくなるのではないかと
成人式でピーヒャラしている奴らがカッコいいとは無論全く思わないですが、社会から煙たがられる存在に憧れは持っています
ただ、そのような対象がいま、ラッパーに移っているなと
ディスり、ディスられているなと
韻を踏んでいるなと
いや、そっちもカッコいい。間違いなくカッコいい
だが、クローズが語っている不良とは少し違う
ラップやバトルのような競技に乗せていない単純な暴力
これがカッコいい
そりゃディスられたら心に痛みを負うかもしれませんが、外見で血を流している方がカッコいい。変化があるから。非日常だから
しかし、この考え方は先細りしていくのだろうと思っています
自分が世代まっしぐらでしたみたいな感じで書いていますが、絶賛先細り世代です。まだ火が消えてないだけで
どうやったらこの微妙な恋心のような複雑な気持ちが未来に伝わっていくのだろうかと思わなくもないですが、恋と圧倒的な異なる点は必要性かなと
冷静に考えても、考えなくてもこの気持ちは世間的に見て不要なもの
恋は人を幸せにするかもしれないハッピーな必要なもの
この煮え切らない気持ちはどうなるのでしょうか
誰もハッピーにしないかもしれない、外から見ると圧倒的にネガティブなこの気持ちは存在を消してしまうのか
『クローズzero2』を観てもう少し考えさせてください